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日本人としての品格

「品格」という言葉自体の品格がなくなっている昨今ではありますが.....

倖田來未さんの「羊水」発言や、松本人志さんの「硫化水素」発言があった。松本さんは意に介していないようだが、その発言自体は大した問題ではないと思う。羊水発言で傷つく人はいたかもしれないが、あくまで個人の戯言である。

本当に問題なのは、こういう発言や失言をまるで鬼の首取ったかのように問題視する日本人の姿勢である。気分が悪い、と思ったら、思うだけでおしとどまるか、個人的に二度とその人の出ている番組はみないと心に誓うだけで十分だと私は思う。

「あれは問題発言だ!」とか謝罪を求めたりするのは全く筋違いだと思う。テレビに出ていたり、悪ふざけが売り物の芸能人に何の完璧さを求めているのだろうか?もちろん政治家が同じことを言ったら、抗議するに値するし、次回は投票しなければいい。

話は少し変わるが、道行く人で私が車で左折するときに横断歩道を渡っている人を待っていると、渡る人はたいがいの場合「ここは私が優先である」と言わんばかりにゆっくりと歩いて渡る人がほとんどだ。

羊水も硫化水素も同様に、自分には言う権利がある、相手が間違っているとなると俄然強気に出るのは、小心者で卑怯者の証拠だ。相手が弱い立場のときこそ、自分が正しい時こそ、謙虚さを持たなければいけない。そうでなければこの世は本当に世知辛い場所だと思う。

横断歩道を渡るとき、こっちが優先でも車が待っていたら、私は小走りに急ぐ気持ちを禁じ得ない。その気持ちを共感できる人を、私はあまり道端で見たことがない。

やはり日本は危ないと思う。最も日本人が失ってはいけないものから失っている気がする。

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